今年の初め、母はリハビリ病院から老健に転院しました。
しかし転院してすぐにインフルエンザがその施設で猛威をふるいだし、一ヶ月以上面会禁止となってしまいました。
転院してすぐだったからまだ知り合いもいない状態での面会禁止。
テレビなどの設置もできなかったからどうやって過ごしているのか心配でした。
もしかしたら部屋のベッドで誰とも話すことなくぼんやり過ごしているだけではないだろうか。
あまり人と話さないと認知症がどんどんすすんでしまうのでは・・と焦るがインフル相手ではどうしようもない。
母の携帯に時々電話してみるも使い方も忘れているのか、まったく出る気配なし。
たまに奇跡的に電話がかかってくることがあったけど、おそらく適当にさわっているうちに私の着信履歴から偶然つながっただけなのだと思う。
だから私が「もしもし?おかあさん?」と言ったところで母本人は電話がつながっているなんて微塵も思ってないから無言で切られてしまう。
こうなるともう『電話がかかってきたということはなんとか元気に過ごしているのだろう』と思うしかない。
面会OKになった次の日、私と娘二人で母の様子を見に行きました。
もしかしたら「誰?」と言われるかも・・とドキドキしながら母の部屋に行くとちゃんと覚えててくれました。
孫である娘の名前は別の孫と呼び間違えたけれどね。
倒れてすぐの頃と比べると顔のあたりが少しふっくらしているような気がました。
どうやら前の二つの病院より食事がおいしくて量もあるらしく、毎日残さず食べていたら少し太ったと言っていました。
こういうところにいると食事が一番の楽しみになるし、今はむしろたくさん食べて栄養摂ってほしいから太るぐらいでちょうどいいよと話しました。
同じフロアでよく話す人もちらほらできている様子だったのでとりあえず一安心。
母は娘や孫と違ってコミュニケーション力が高いらしい。なんともうらやましい・・(切実)
前の病院の時に一度、差し入れで持って行ったたこ焼きがすごく食べたいみたいで、私の顔を見るたびに「たこ焼き」としか言わなくなったのでちょっと困った(笑)
母が所望するたこ焼き屋はちょっと遠いのでなかなか買いにいけないし、買いに行ってお店が休みだったことも2回あったんだよね・・(泣)
今度こそたこ焼き買って面会に行こう。
以上、母の近況報告でした。