先日リハビリ病院の空きが出たと連絡があり、母は転院することになりました。
リハビリを始めてから母の言葉も顔つきもしっかりしてきたので、このタイミングでの空きはとてもありがたいです。
転院前日、食事介助に行くと母は氷枕をして寝ていました。
夕方頃に血圧を測りにきた看護師さんが発熱に気が付いたらしく氷枕をあててくれたそうです。
熱のせいか食欲もあまりなく、のどごしのいい栄養ゼリーだけ完食しました。
食事のあと、足のマッサージを始めると、母の口から不安そうな言葉がたくさん出てきました。
ひょっとして発熱は不安からきてるのかな・・
いやまて、この部屋むっちゃ暑いわ。こりゃのぼせかもしれん(汗)
母の主な不安は乗り物酔いの不安と新しい病院へ行くことの不安、そしてリハビリの事。
誰かから「ああいう病院は厳しいよー」と言われ怖くてなってしまったらしい。
まぁ・・リハビリ専門だからこことは流れが違うのは間違いないけど恐怖を感じるって一体・・。
マッサージしながら母に言いました。
『新しい病院はここから5分ほどのところにあるし、空いていれば5分もかからない。』
『乗り物は福祉タクシーを病院が用意してくれたので、車椅子ごと乗り込める。だから歩くことはないので心配ない。』
『娘もリハビリ病院に月1ぐらいで通っていた時期があるけど、そんなスパルタ的な雰囲気では全然なかった』
『食事は多分食堂みたいなところに行って他の入院患者さん達と食べる。だから今みたいに待たされることもほったらかされることもないはず。』
一つ一つ不安を解消するために説明していきましたが、なかなか払拭できない様子。
少し話題を変えようと「今日は無垢※(本名)来てた?」と聞いてみました。(※数年前、21歳で虹の橋を渡った実家の黒猫)
母は右腕を指さして「今もここにおるよ」と言いました。相変わらず母に尻を向けているようです(笑)
「昨日の夜だったかなぁ・・無垢が4匹もきたのよ。びっくりしたわ~(真顔)」
4・・ちょ・・ママンには悪いけど・・なんかちょっとうらやまし・・
「でも一匹ぐらいこっちに顔向けてくれてもいいと思わん?4つとも尻向けてるのよ。重たいしほんとどもならんわ~」
みんな尻向け!?すごい光景だな(笑)
こんな感じでしばらく無垢の話をしていたら不安そうな表情がやわらいできました。
さすが・・無垢は偉大だわ。
で・・転院は月曜日の午前中に無事完了しました。
夕食の食事介助が必要なくなったので私の方も少し楽になりました。
これからは行きやすい時間に行って愚痴を聞いたり愚痴を聞いたり愚痴を聞いたり・・ってどんだけ愚痴(汗)
まぁ、普段よく動いていた人が突然動けなくなったわけだから仕方ないか(笑)