月曜日に母は無事リハビリ科のある病院に転院しました。
心配していた車酔いは前の病室を出て車に行くまでの間に少しだけ。あとは大丈夫だったようです。(多分エレベーターで酔った)
夕方頃、家族3人で面会に行きました。
主人と娘は久しぶりに母に会ったからでしょう、「言葉が入院した時よりしっかりしてる」と驚いていました。
母は孫に会えてうれしかったようです。
娘が前の病院でつけていたキャラクターのぬいぐるみをベッドの柵につけるのをニコニコしながら見ていました。
お義姉さんからいろいろ話を聞きました。
トイレ、食事の介助は病院の人が行うのでナースコールをする。
差し入れは直接ではなく看護師さんに渡す。
スケジュールは毎日変わるのでボードを確認する。
ベッドにいない時はリハビリに行っているので2階に見にきてもらってもいい・・などなど。
ぱっと見看護師さんの数も多く、母の担当の人が何度か様子を見にきてはトイレなどの確認をしていきました。
娘が「すごく手厚いところだね。なんか安心した。」と言いました。
うん、私も同感。
前の病院で母はなかなかナースコールをしようとしませんでした。
一度娘と母が二人きりの時に、紙パンツを交換したいというのでナースコールを押したらしいのですが、全然誰も来てくれなかったと娘は文句を言っていました。
母はその時「看護師さんは忙しいからね、我慢するわ」と言ったようです。
通常の母ならしばらく待って頼んだりしていたでしょうが、今の母は我慢しつつもどうしても邪念が入ってしまいます。
「私だけ呼んでもきてもらえない」「みんなは手厚いのに私だけいつもほったらかされる。」
面会に行くとこういう愚痴がよく出てきました。特に食事の時の愚痴が多かったかな。
配膳の人はテレビ台のところに食事トレーを置いていきますが、看護師さんが母の食事介護に来るのは早くても30分後。
母は起き上がれないし右腕が動かないのでテレビ台のところに置かれてもテーブルを準備する事もできないし自分でトレーを取って食べることもできない。
こういう時に自分の身体の状態を強く実感してしまうのでしょう。「何もできなくなった自分が情けない」と嘆くように言うのです。
その様子を見るのがつらくて、その日以降はなるべく夕食時間に合せて面会に行くようにしたのですが・・・
「この病院では食堂に集まってみんなと一緒に食事をとるから介助はしなくていいんだって。だからもう夜の食事時間に合せてじゃなくていつでも面会に来ていいからね~」とお義姉さんに言われました。
母の食事介助のほかに主人の夜勤の弁当作りや娘の体調不良なども重なってちょっと大変だったのは事実だったので、この時間に必ず行く必要がなくなっただけでもほっとしました。
一番きつかったのはどうしても一番渋滞している時間帯に家を出なくてはならなかったこと。これからはもう少し早い時間にも面会に行けます。
ただ・・母に「夕食後にできれば顔出してほしい」と言われる可能性はあるけどね(汗)