愛猫 黒猫無垢の話 7
「最近なんか表情が明るいな。男でもできたか。」
仕事を終えて帰ろうとしたら、社長から唐突に聞かれました。
いつも虚無の瞳で仕事しているのに、無垢が我が家に来た頃から目つきが変わったらしい。
そりゃ無垢がいる家に早く帰りたいからダラダラと仕事していられませんがな。
「あながち間違いじゃないですよ・・ただ猫なんで。」
「猫?猫飼いだしたのか。俺はやっぱり犬だなぁ」
社長のところで飼っていたのは当時大人気だったシベリアンハスキー。 アルバイト時代は通勤ルート上に社長の自宅兼店舗があったので、 事務所に行く前に寄って朝の散歩をするのが日課になっていました。
ちょっと会わないだけで私の事を忘れてしまうほど短期記憶のワンコだったので、散歩をする前に時々唸られました。 散歩していると途中で思いだすのか甘えてくれましたけど 笑
しかし引越しで社長宅が私の通勤ルートから外れてしまったので、そのワンコに会うことがなくなりました。
仕事で社長宅に届け物をした時に久しぶりの再会をしたのですが、完全に私は不審者扱いでむっちゃ唸られるわ吠えられるわ・・
犬は記憶力がすごいというイメージを持っていたから何気にショックでした(寂)
犬の話が長くなりましたが、我が家の宝 無垢ちゃん。
しばらく半目しか開いていなかった目が全開になりました。
『目が青いような・・もしや無垢ちゃんは洋猫の血が入ってるとか??』
猫に関する知識はほぼなかったため「キトンブルー」の事を全く知りませんでした。
子猫の間は目が青い期間があるのですね・・。
携帯もスマホもない時代、この頃の写真が全くないのがとにかく残念です。
ヨタヨタと家の中を歩きまわり、愛嬌を振りまく無垢ちゃん。
その様子がかわいすぎて、家族の話題はもっぱら無垢の事ばかり。
きっとこの頃にスマホとかあったら猫ブログ書いたり写真もむっちゃ投稿してたと思う。
職業柄、YOUTUBEにも手を出していたかもしれない・・・💧