全国黒猫の日

愛猫 黒猫無垢の話 19

10月27日は全国黒猫の日だったようです。 (もしかしたら以前は黒猫感謝の日って言われてたかもしれない。)

黒猫は不吉な存在という迷信が根強く、里親が見つかりにくいため殺処分される数が多いそうです。

黒猫がとっても魅力的な存在である事を広めるために英国の動物愛護団体が制定したそうです。

黒猫はいいよ~魅力的よ~とっても甘えっこらしいよ~

(これでも精一杯のアピール)

無垢はむっちゃツンデレだったけどね・・💧


日本にも「黒猫が横切ると縁起が悪い」という迷信がありますが、うちは毎日黒猫に横切られるわけですからそんな事いちいち気にしていられません。

それに・・無垢は不幸ではなく幸運をたくさん我が家に運んでくれました。

なにより一番大きい幸運は、私が結婚できたこと(奇跡)

社長は私が結婚できないだろうと「おまえはここで一生飼い殺しだからな」とよく言っていました。

化粧っけもなくおしゃれでもない田舎出身だとよくわかる容姿だったので、男性が多い華やかな業界の仕事でも浮いた話ひとつ出ませんでしたからね。

あと馬車馬生活で毎日深夜帰宅の私に業界外での出会いがあるとは思っていなかったでしょう。私もびっくりです 笑

無垢がちょっと短めの鍵しっぽで幸せを引き寄せてくれたのだと今でも思っています。私にとって無垢は福猫なのです。

無垢は黒猫だったのと猫にしては身体がやや大きめでしたから、どうしてもご近所さんに怖がられる傾向がありました。

しかし日がたつにつれ、無垢が何もしなければ威嚇もせずおとなしいネコであると知られていきました。

母が畑仕事をしている時は、少し離れたところで寝そべって母を見守る無垢の姿が見られました。

父が散歩をすると途中までついてきたり、帰りが遅いと迎えにくることもあったようです。

近所の人が母とおしゃべりしに来ると、無垢は玄関で一旦客人を出迎え、あとは遠くの方にいるか姿を消していました。

家族との仲睦まじい姿を見せていくうちに『黒猫で赤い首輪をしている大きい猫は○○さんちの黒ちゃん。何もしなければおとなしいコ』だとご近所さんに周知されていきました。

さすがに無垢という名前まではなかなか憶えてもらえませんでしたね・・でも黒ちゃんもかわいくてよき 笑




このブログ、画像どうやってのせるの💧はてな初心者)

やり方わかりました!!

無垢の鍵シッポ

かけがえのない存在

愛猫 黒猫無垢の話 18

今回は無垢が大人への階段をのぼっていた頃の話。

普段の私は平日は事務所で、土日祝は現場で仕事をしていました。

時々ですが平日でも現場に出る仕事があり、私はよくその仕事を引き受けていました。

現場仕事は終わる時間がしっかり決まっているのと、よほどの事がない限り直帰できるからです。 早く帰れれば無垢とたくさん遊べますからね。笑

あの日、私は現場仕事を済ませてうきうきな気分で帰宅しました。

『ただいまーー!無垢ちゃん遊ぼうかー・・ってあれ?』

いつもなら玄関で私を出迎えてくれる無垢の姿がありません。

まだ外の世界を知らない頃ですから、外にいるとは考えられませんでした。

首をかしげながら台所に行くと、両親はちょうど夕食をとっているところでした。

二人とも口数が少なく、なんだか元気がなさそうに見えました。

「あら、おかえり。今日は現場だったの?すぐ用意するから」と言う母。

両親の周りを見渡してもやはり無垢の姿はどこにもありません。

『無垢は・・?もしかして外に出ちゃったの?』

「無垢は病院だ。入院している」と父が言いました。

『えぇ!入院?』と驚く私。

「お父さん、もっと詳しく言わないとびっくりするでしょう?大丈夫、病気ではないのよ」と母。

突然いつもと違う鳴き方をするようになった無垢を心配した母が私の姉に相談をしたのです。

「それ、繁殖期が来た時の鳴き方だからそろそろ去勢しないと。病院で一度相談してみて。」と言われたのだそう。

父「病院に無垢を置いて帰るのがつらくてなぁ・・」

母「手術は評判のいい先生だから安心はしてるけど、さみしい思いをしてないか心配でねぇ・・」

私「せっかく早く帰れたから遊ぼうと思っていたのに・・でもいつかはしなきゃいけない事だもんね。」

その後も「大丈夫かな・・」「さみしくないかな」という会話とため息ばかり。

夕食後、両親は無垢の事を考えちゃうからと早々に寝室にいってしまいました。

私も一人で入るお風呂がさみしくてさみしくてたまりませんでした。

次の日は深夜に帰宅しましたが、無垢のお出迎えはありませんでした。

あれ?まだ病院にいるのかなと思ったのですが、朝には元気な姿を見せてくれました。

私にじゃれつく無垢を見て、父も母もニコニコしていました。

父「昨日、仕事が終わってすぐ迎えに行ってきたぞ。」

母「手術のあとだし慣れない場所にいたからかなり疲れてたみたいでね。帰ってきてから朝までずっと寝てたのよ。」

昨日はお通夜のような雰囲気だったのに、無垢がいるだけでむちゃくちゃ家の中が明るくなってる。

家にきて数ヶ月。無垢家族にとってかけがえのない存在になっていました。

私が結婚して家を出た時も無垢のおかげで寂しさを感じる事はなかったようです。

なかなか結婚しなくて心配かけてたから、寂しさよりもほっとした気持ちの方が強かったのでしょうね 笑

至福の入浴タイム

愛猫 黒猫無垢の話 17

今回は無垢が成猫の頃の話。

若い頃は、玄関で私が帰って来るのを待っていた無垢ですが、大人になってからはそれをしてくれなくなりました。(寂)

そのかわり、私が仕事から帰ってくると、ごそごそと起きてきて居間で出迎えてくれるようになりました。

(古い家なので引き戸が多く、無垢でも開けられるのです)

なんか申し訳なくて『無垢、眠いなら起きてこなくていいよ。』とよく声をかけていました。

無垢は少し離れたところで座り、目を細めながら食事をとる私をじっと見つめ続けます。

なんだか「もうちょっと早く帰ってこれないの?」と言われてるような気がして仕方がなかったです💧

急いで食事を済ませ、少し休憩してから入浴をしにいくと、たいてい無垢も一緒についてきました。

湯船の蓋を半開きにするとそこにパッと乗って寝そべり、私が湯船につかると目の前に後ろ脚の肉球をグイッと出してくる無垢。

人差し指で肉球付近をくすぐるとパーッと後ろ足の指をひらくので、その隙に指と指の間に挟まっているほこりをとります。

無垢はこれをされるのが好きだったようで、風呂に入るたびに必ず肉球を差し出してきていました 笑

あと、前足を人差し指でつつくと爪をたてずに軽くパチンとたたいてきます。 嫌がる素振りはなくふたたび「ほれほれ」という感じで前足を出してきます。

普段じゃらしなどで遊ぶ時はむちゃくちゃアクティブな動きを好むのに、お風呂の時だけはこんな感じでゆったりと遊んでいました。

なんといっても無垢を超至近距離で見られるのはお風呂の時間だけ。目線も同じ高さなのがまた・・✨

遊ぶのに夢中になりすぎて何度のぼせかけたことか 笑

無垢が虹の橋を渡ってずいぶん経ちますが、私は今でも風呂の蓋を半分だけ開けて入浴しています。

たまには遊びにきてくれてるかなぁ・・(遠い目)

納豆茶漬けと納豆カレー

今週のお題「納豆」

まだ専業主婦だった頃、1人の時の昼食はほぼ納豆ご飯だった。(たまに冷奴ご飯)

お手軽だし卵もつけるとちょっとだけ贅沢なお昼ご飯になる。

ちょっと飽きたかなと感じた日は納豆茶漬けにする。

ご飯の上に納豆、塩昆布、梅干しをのせてお茶をかけてさらさらといただく。これがうまい。

あと賞味期限切れが迫っているレトルトカレーに納豆をのせて食すこともある。

周りの人にこの納豆カレーの話をするとドン引きされることが多いけど、私はけっこう好き。

某有名カレーチェーン店に行った時も納豆カレーをよく頼む。(野菜かナスかきのこトッピングで)

一緒にいった人に「ぜひっ!」とおススメするけれど、たいてい丁重にお断りされてしまう。

多分「清水の舞台から飛び降りる気持ちで食べてみて」という勧め方がよくないんだろうなぁ💧

納豆カレー、気になるかたはぜひ一度お試しください。

秋は何処?

今週のお題「急に寒いやん」

季節の変わり目には必ず衣替えというものをおこないますが、極端な寒がり(夫)と極端な暑がり(娘)がそろっているおかげで、衣替えがなかなか完了しません。

衣替えが完了するのはだいたい11月中旬から12月初旬あたりになります。

本格的に冬が来るまでヒーターと扇風機が鎮座するので居間が狭くなります。

エアコンもあるけど「風があると寒く感じる」と言う夫のためにヒーターを早めに出しています。

そして涼しくなってもガンガン扇風機を使う娘。

この二人が一部屋にそろって「暑い」「寒い」と揉めるのが、我が家の季節の風物詩となっております。

これがはじまるとしみじみと秋を感じます。 笑

しかし今年はちょっと違っていました。秋はどこに行った?と言いたくなるほど急に寒くなりました。

暑がりの娘が「薄手の長袖ほしい」と言うほど、朝は冷え込みました。

娘はこの気温差に身体がついていけず一気に体調を崩してしまいました。

急いで布団やら衣類やらを冬仕様にして、ヒーター類も一応準備。ホカペは夜になると大活躍です。

残るは灯油を買いにいくぐらいかな。(現在のヒーターは居間のオブジェ)

かつてこんなに早く冬支度が終わったことがあっただろうか・・いや、ないな。

ちなみに、この文を書いている時の気温は27度。 車の中だと多分30度越えているのではないかと思う。

寒さに慣れてきた身体にこの気温は暑い・・暑すぎる。

半袖、一枚ぐらい出しておけばよかった💧

子猫時代の隠れ場所

愛猫 黒猫無垢の話 16

以前も書きましたが実家はとても古く、台所兼土間にはかまどがありました。 (両親は「おくどさん」と言っていました。)

大・小のかまどの真ん中には茶釜もありました。

普段はインスタントラーメンやおやつの収納庫として使われていましたが、年に一度の餅つきの時だけ、もち米を蒸したりお湯を沸かすために稼働していました。

かまどの火はとてもやさしい温かさで私は大好きでした。

無垢も餅つきが終わった後、余熱が残るかまどの中からなかなか出てきませんでした。

当然出てきた時は灰だらけなので、お風呂直行天国から地獄コースでしたね 笑



まだ無垢が外の世界を知らない頃、母から「無垢の姿がどこにもない」と言われ、名前を呼びながら家中探し回ったことがあります。

「無垢はたいてい視界に入るところにいるのに、今日は朝に一度見ただけで今まで姿をまったく見てないの」と不安げに母は言います。

もしかして外に出てしまったのだろうか・・

家の外を探す前にもう一度大きな声で『無垢ーどこー!!』と叫ぶと、かまどの方からカタンッと音がしました。

母と二人で振り向くと茶釜の蓋がカタカタと音を立てて動いていました。

やがて蓋が落ち、茶釜の中から無垢がヌ~ッと頭を出してきました。

母と私はそれを見て一瞬目が点になり、その後は膝が崩れ落ちるほど爆笑しました。

無垢は眠そうに何~?という感じでこちらを見ています。

母が笑いながら「確かポラロイドカメラが棚にあったはず。」と言うので慌てて取りに行きました。

笑いすぎて手が震えシャッターがなかなか押せませんでしたが、なんとか2枚だけ撮る事ができました。

無垢はまた茶釜に引っ込んで昼寝を始めました。(きっと暗い方がいいだろうとフタをしておきました。)

母と二人で写真をパタパタ(←わかります?)して画像が出てくるのを待ちました。 残念ながら2枚ともピンボケ状態でしたが、かろうじて茶釜に入っている事はわかります。

(多分、今も探せば家のどこかにあります。記念すべき初の無垢の写真ですから。)

かまど付近を探した時に茶釜の蓋がズレていたので戻したのですが、まさか無垢が中で寝ているとは思いませんでした💧

残念ながら無垢はすぐに成長してしまい茶釜には入れなくなってしまいました。

何度かチャレンジしている姿を見かけましたが、お尻がつっかえて入れずがっかりしていました・・

添い寝

愛猫 黒猫無垢の話 15

子猫から大人になりかけていた頃に抱っこが苦手になってしまった無垢。 やや人間不信になってしまったけれど家族にだけは甘えてきていました。

ある日、寝室にいる父にお茶を持ってきて欲しいと頼まれました。

『寝室で飲んでこぼしたら大変だよ』ブツブツ言いながらお茶を持って行くと、そこには父にくっついて枕に頭をのせてすやすやと寝ている無垢の姿が。

『ええええー!無垢って添い寝してくれるの?うらやましすぎるんだけど💧』

父「おう~毎晩来るぞ。ほんと動けんでどもならんわ(自慢)せっかく寝とるで持ってきてもらったけどすまんな。」

うん、無垢起こすのかわいそうだもんね、

父の話だと、添い寝は寒い日限定で、寝室に行くと後ろからついてきて一緒に布団にもぐり、足元でUターンして枕に頭をのせてくるのだそうです。

気持ちよさそうに眠っている無垢の顔・・すごくかわいかったな✨

父が亡くなると、今度は母の布団に入ってくるようになりました。父がいる時は母と一緒に寝ることはなかったのだそう。 まるで母を励ますかのように毎晩添い寝をする無垢。母は母で無垢が大好きだった父がいなくなって寂しいのかなと思っていたそうです。

母が電話で「ほんと動けんでどもならんわー」と父と同じ事を言ってきた時には思わず笑ってしまいました。

私も添い寝して欲しくていろいろアプローチをしてみましたが、残念ながら絶対してくれませんでした 泣

そのかわり、こたつに入っているといつの間にか私の足を枕にして寝ている事はよくありました。

足がしびれても、トイレに行きたくなっても無垢を起こさないよう必死で我慢したのは言うまでもありません。