添い寝

愛猫 黒猫無垢の話 15

子猫から大人になりかけていた頃に抱っこが苦手になってしまった無垢。 やや人間不信になってしまったけれど家族にだけは甘えてきていました。

ある日、寝室にいる父にお茶を持ってきて欲しいと頼まれました。

『寝室で飲んでこぼしたら大変だよ』ブツブツ言いながらお茶を持って行くと、そこには父にくっついて枕に頭をのせてすやすやと寝ている無垢の姿が。

『ええええー!無垢って添い寝してくれるの?うらやましすぎるんだけど💧』

父「おう~毎晩来るぞ。ほんと動けんでどもならんわ(自慢)せっかく寝とるで持ってきてもらったけどすまんな。」

うん、無垢起こすのかわいそうだもんね、

父の話だと、添い寝は寒い日限定で、寝室に行くと後ろからついてきて一緒に布団にもぐり、足元でUターンして枕に頭をのせてくるのだそうです。

気持ちよさそうに眠っている無垢の顔・・すごくかわいかったな✨

父が亡くなると、今度は母の布団に入ってくるようになりました。父がいる時は母と一緒に寝ることはなかったのだそう。 まるで母を励ますかのように毎晩添い寝をする無垢。母は母で無垢が大好きだった父がいなくなって寂しいのかなと思っていたそうです。

母が電話で「ほんと動けんでどもならんわー」と父と同じ事を言ってきた時には思わず笑ってしまいました。

私も添い寝して欲しくていろいろアプローチをしてみましたが、残念ながら絶対してくれませんでした 泣

そのかわり、こたつに入っているといつの間にか私の足を枕にして寝ている事はよくありました。

足がしびれても、トイレに行きたくなっても無垢を起こさないよう必死で我慢したのは言うまでもありません。