愛猫 黒猫無垢の話 3
普段はそんなに早く目が覚めることはないのに、黒毛玉を見た次の日は朝6時にバッチリ目が開きました。
あれは夢だったのかしら・・
小さい頃からいつも定位置にあったあの段ボールが居間に置いてあったことで夢だと思い込んだ私。
まずは確認と急いで居間に向かいました。
母屋に行くと「あ、やっぱり早く起きてきたね」と母に言われました。
目の前には例の段ボール。夢じゃなかったぁぁぁ!!(大歓喜)
父が「孫(私の甥)がな、通学路で3匹見つけたんだよ。他の2匹は貰い手があったらしいがよ、これだけ黒くてブサイクだから貰い手が見つからないって泣きながら連れてきたんだよ。」
私が拾ってきたら怒るくせにやっぱり孫には甘い 笑
どうも黒猫は一匹だけで他の2匹は模様があったらしい。あとしっぽが曲がっていることも貰い手が見つからない一因になっていたようでした。
母は、黒毛玉を抱っこしてミルクをあげようとしていました。しかしまったく飲む気配がありません。
「この哺乳瓶やミルクはどうしたの?」と聞くと、姉がネコと一緒に持ってきてくれたようです。
「昨日から全然飲もうとしないのよ。このままだとあまりもたないかも・・」と不安げな母。
私は母と交代して哺乳瓶を手にしました。
やはりまったく口を開けてもくれず、しばらく悪戦苦闘しました。
多分口にあてられているものが何かわかっていない。ここからミルクが出る事をなんとかわからせないと💧
少し強引に口を少しだけ開かせ、哺乳瓶の先を入れてミルクを押し出しました。
口の中でごぼごぼっと音がしました。しまった・・やりすぎたか!?
黒毛玉は一瞬動きがとまりましたが、突然哺乳瓶をがっしりと咥えました。
そして、うみゃうみゃうみゃうみゃ(名古屋弁)と言いながらミルクをすごい勢いで飲みだしました。
両親はそれを見て大喜び。
お腹がパンパンにふくれあがった黒毛玉を見て母が「飲み終わったあとってゲップさせた方がいいのかしら」と 言いながら背中をやさしくポンポンしました。
さすが子育てのプロ・・黒毛玉は大きなゲップをした後、スヤスヤと眠ってしまいました。
眠っている黒毛玉をそっと段ボールに戻し、母と今後の育猫について話し合いをしました。
※先日甥に黒毛玉を連れてきた時の話を聞くと「俺、泣いてないぞ。あとじーちゃんがすぐに連れてこいって言ったんだぞ」と言われました。 お父さん・・さては盛ったね💧「X」の固定、訂正しなきゃいけないやん・・ 泣